第一回展
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ミュンヘン国立美術館長フーゴ・フォン・チューディの援助のもと、第一回の《青騎士》展は1911年12月18日から1912年1月1日までのクリスマス祭の期間、ミュンヘンのハインリヒ・タンハオザー現代画廊において開催された。このとき同じ画廊の隣室では、会期を同じくしてミュンヘン新芸術家協会の第三回展が開催されていた。青騎士第一回展に作品を展示されたのは、 ハンス・アルプ アルベルト・ブロッホ ハインリヒ・カンペンドンク ロベール・ドローネー(オルフィスム的キュビスムの抽象画家) ヴァシリー・カンディンスキー パウル・クレー アウグスト・マッケ アンリ・マティス ガブリエレ・ミュンター エミール・ノルデ パブロ・ピカソ アンリ・ルソー(フランス素朴派の画家) らであり、計49点が展示された。また、同時代の現代音楽家も展覧会に加えられた。すなわち、 アルバン・ベルク アルノルト・シェーンベルク アントン・フォン・ヴェーベルン である。この展覧会は、ある特定の芸術家集団の作品発表の場ではなく、年刊誌『青騎士』編集部による一種の企画展であった。これを主催したカンディンスキーとマルクの二人はまったく異なった諸国の芸術家の作品を選定した。その後展覧会はケルンとベルリンを中心に各地を巡業した。
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