竹厨子〈(行信大僧都奉納)/(法隆寺献納)〉
主名称: | 竹厨子〈(行信大僧都奉納)/(法隆寺献納)〉 |
指定番号: | 241 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1964.05.26(昭和39.05.26) |
国宝重文区分: | 国宝 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1基 |
時代区分: | 奈良 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 以上の五件は、明治十一年法隆寺の困窮を救うために下賜された御内帑金に対する御礼として、法隆寺から皇室に献納された宝物類(法隆寺献納御物の名で親しまれ、正倉院の宝物と並び称されている)の中に含まれているものである。 竹厨子【たけずし】は、両開きの扉をもち、内部を三段に区画した厨子形の納経箱で、身を槻【つき】材でつくり、外部を細い斑【まだ】ら竹をつらねて作ってある。繊細な技法とともに他に類品をみない点、奈良の貴重な遺品である。法隆寺東院縁起仏経〓資財帳に「右奉納大僧都行信師」とあるが、行信【ぎようしん】は、はじめ元興寺【がんごうじ】で法相宗を学び、広く他宗を兼学したのち法隆寺に止住し、東院の復興につくした奈良の高僧である。 |
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