空手、拳法以外の諸武道、諸武術
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 02:53 UTC 版)
「手刀打ち」の記事における「空手、拳法以外の諸武道、諸武術」の解説
日本の柔道の形の演武や古流柔術、合気道では受けが手刀で打ちかかる場合、短刀を持っていることを表現している場合がある。どちらも釵や短刀、小太刀、居合の抜き打ちなど、武器を使う動きに通じる。 講道館柔道の形では、「講道館護身術」・徒手の部の「両手取」で取(とり)が右手刀を受(うけ)の右霞(右こめかみ)に当てる動作、同・武器の部の「振下」(ふりおろし)では、取が杖をかわして左裏拳に続いて左手刀を受の烏兎(ふと、眉間のこと)に当てる動作、「柔の形」・第二教・斜打で受が右手刀で取の烏兎を打つ動作等がある。 柳生新陰流剣術では、柳生宗矩の『兵法家伝書』に言う無刀の極意に至る前に小太刀の稽古を経て、手刀による稽古へと間合いの感覚を錬磨して最後に無刀勢へと至る。この手刀の段階を手刀勢と呼ぶ。手刀勢では仕太刀は手を刀の様に用いて打太刀の太刀を握る小手を打ち落として相手を制する。 少林寺拳法では手を閉じ、水平にして相手の左首を右手で切るようにして打ちかかり牽制する。
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