科学用語として用いられる場合
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 16:46 UTC 版)
「単位時間」の記事における「科学用語として用いられる場合」の解説
科学における単位時間とは、議論の基準となる時間の長さを指す。例えば物体が単位時間あたりに進む距離が10メートルで、単位時間が1秒なら、その物体の速さは10メートル毎秒(10 m/s)である。 計量法や国際単位系が規定する計量単位には単位時間あたりの様々な量がある。例えば、 角速度(ラジアン毎秒:rad/s) 速さ(メートル毎秒:m/s、メートル毎時:m/h) 回転速度(毎秒:s-1、毎分:min-1、毎時:h-1) 動粘度(平方メートル毎秒:m2/s) 質量流量(キログラム毎秒:kg/s、トン毎分:t/min など) 流量(立方メートル毎秒:m3/s、リットル毎時:L/hなど) 吸収線量率(グレイ毎秒:Gy/s、グレイ毎分:Gy/min、グレイ毎時:Gy/h など) 線量当量率(シーベルト毎秒:Sv/s、シーベルト毎時:Sv/h など) なお、「単位時間当たりの〜」を「1時間当たりの〜」や「1秒当たりの〜」などと誤解される場合が多いが、単位時間は1時間や1秒など、数値が「1」と決まっているものではなく、様々な場面によって単位時間は異なる(例:5年生存率は5年という単位時間当たりの生存率%を表すものであり、単位は正式には「%/5年」と表記される(一般的には%のみで表記するのが普通である))。 上記の状況で単位時間が60秒であるならば、その物体の速さは600m/60秒と表記することになる。
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