秋山直紀を介した久間議員との癒着疑惑
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「山田洋行事件」の記事における「秋山直紀を介した久間議員との癒着疑惑」の解説
2006年、秋山直紀は山田洋行と米国製造業者M Ship社との高速艇の代理店契約交渉に立ち会い、その後、山田洋行から関連法人に約10万ドルの送金を受けていたとされる。M Ship社はカリフォルニア州サンディエゴを拠点に軍事用高速艇などを製造している。 東京地検特捜部の捜査により、元米政府高官がM Ship社に山田洋行を紹介する電話をしていたことも判明。送金された10万ドルは交渉協力への謝礼とみられている。2006年、秋山は山田洋行子会社ヤマダインターナショナルコーポレーション幹部とともにエムシップ社を訪問し、販売代理店契約交渉に立ち会った。エムシップ社は元米政府高官から山田洋行を紹介する電話があったことを認めているものの、「日本での市場調査の覚書は取り交わしたが、代理店契約は結んでいない」と説明している。 共同通信は、この元米政府高官は日米平和・文化交流協会の理事であると報じており、ウィリアム・シュナイダーと見られる。山田洋行がGEやノースロップ・グラマンの代理店契約維持目的で、秋山側に計三十万ドルを提供するとした文書にも協力者として名前の記載があった。一方、ヤマダは2007年3月、2度にわたり秋山の米国法人口座に計約十万ドルを送金したとされる。 エムシップ社はこれら送金の直前となる2006年8月に、久間が山田洋行の担当者と同社を訪問したとしんぶん赤旗の取材に答えている。山田洋行VS日本ミライズの内紛に関しては『「憂国」と「腐敗」 日米防衛利権の構造』(第三書館)野田峯雄、田中稔共著に詳しくリポートされている。
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