私立浜松図書館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 02:11 UTC 版)
「浜松市立中央図書館」の記事における「私立浜松図書館」の解説
時代の刻む潮から流れ残ったように旧式な土蔵の建築でも門を建てたり、墨の香の高い木目鮮やかな看板が現れて、窓ガラスの黄色いシミも拭われて、雪のようなカーテンが絞り吊るされたのを見ると生え延びた髪の上で鋏の音を聞く気持ちがする。 — 「図書館の一瞥」『浜松日報』 1901年(明治34年)には敷知郡浜松町に浜松青年書籍館が設立され、1902年(明治35年)には浜松女子尋常高等小学校(後の浜松市立元城小学校)内に浜松青年同志会が運営する浜松青年同志会附属浜松図書館が設立された。この図書館の蔵書数は少なく、また単独施設ではなかったため、満足な活動ができなかった。 1911年(明治44年)には浜松町が市制施行して浜松市となった。浜松青年同志会は会の創立10周年と市制施行1周年を記念して、1912年(明治45年)7月1日に浜松青年同志会附属私立浜松図書館を設立した。私立浜松図書館は浜松女子尋常高等小学校の校庭の北西角にあり、開館時の蔵書数は2,585冊、浜松市立図書館が開館するまでは浜松唯一の図書館だった。私立図書館ということもあって蔵書数は伸び悩み、また開館日も日曜日のみとなったため、浜松市民からはより大規模な図書館の建設を求める声が上がった。 私立浜松図書館の外観 私立浜松図書館の館内
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