祝詞の作成年代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/17 17:51 UTC 版)
『延喜式』所収の祝詞は作成年代に幅があるが、ある程度、推測できるものもある。上の表中、2はこの神社の創祀が神護景雲2年(768年)であり、3、4はこの祭祀の初見が天武天皇4年(675年)であること、5、6はこの神社の祭祀が延暦年間(782-806年)であること、27の神賀詞奏上の初見が霊亀2年(716年)であり、文中の地名が飛鳥京・藤原京の時代を反映していることから、年代を推定することができる。 また、1、7、10は何次かの改変が加えられていると考えられ、1、4、7、14や後述の「中臣寿詞」の文中にある「天つ社・国つ社」の用語は「近江令」施行中の天智天皇10年(671年)から持統天皇3年(689年)の間とする説もある。
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