石狩丸型の運航
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 14:14 UTC 版)
乗用車航送のため、従来は“出入禁止”であった青森第1岸壁、函館第2岸壁を使用することになった。しかし、津軽丸型では乗用車を遊歩甲板に積載していたのに対し、石狩丸型では、それより1層低い船楼甲板への積載のため、両岸壁とも既設の乗用車乗降設備が使えず、青森第1岸壁では斜路を、函館第2岸壁ではエレベーターを石狩丸型用に新設したほか、函館第2岸壁は沖側へ17m延長して165mとした。また、青森第1岸壁着岸時の操船海面確保のため、青森港旧北防波堤の西側30mの撤去も行われた。運用は乗用車航送可能な、青森第1岸壁と函館第2岸壁を使用する甲系統に充当され、この2隻で1日5往復し、全便で鉄道車両航送が、ほんとんどの便で乗用車航送が行われたが、定期の旅客扱いは、深夜の続行便の先発便(11便、12便 1982年(昭和57年)11月15日のダイヤ改正以降は101便、102便)のみであった。しかし多客期はその他の便でも旅客扱いが行われた。なお乗用車航送便でかつ旅客扱い便に限り、鉄道車両積載数はワム換算50両に制限された。
※この「石狩丸型の運航」の解説は、「渡島丸 (2代)」の解説の一部です。
「石狩丸型の運航」を含む「渡島丸 (2代)」の記事については、「渡島丸 (2代)」の概要を参照ください。
- 石狩丸型の運航のページへのリンク