瞬間起立ピラミッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 03:01 UTC 版)
「人間ピラミッド」の記事における「瞬間起立ピラミッド」の解説
この演技は一斉崩落とは逆に、演技者がうつ伏せに寝る最も低い状態からピラミッドが完成した最も高い状態へ瞬時に変化する。あるいは観客から見てそう感じられる。通常は三段(6人)、あるいは四段(12人)で行われる。三段目は自力で二段目の背中の上に跳び上がり、四段目は補助員2人の助けを得て1.7mの高さにある三段目の背中に跳び上がる。観客が受ける視覚的インパクトは、一斉崩落よりもはるかに強い。逆の動作を用いることで、一斉崩落と似た演技が可能である。古典的な一斉崩落と比べ、この方法は安全性は高い。両者を組み合わせると、瞬間起立と一斉崩落を繰り返すことができる。ブラジルのリオデジャネイロやニテロイの創価学会チームがこの演技を得意とする。リオデジャネイロチームはこの技を「Miau」(ミアウ、猫の鳴き声、語源は不明)と呼ぶ。日本の関西地方の中学校や高等学校の運動会でも時折見られる。五段の瞬間起立ピラミッドは四段のそれと比べると比較にならないほど難度が高く、1997年に香港の金鷹体操隊が演技を披露したのが唯一の記録である。
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