真正護憲論(新無効論)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:38 UTC 版)
「憲法無効論」の記事における「真正護憲論(新無効論)」の解説
日本国憲法の制定過程が国内法、国際法などに違反し、憲法としては始原的無効であり、大日本帝国憲法は改正されることなく現存しているとの「認識の復元」と帝国憲法の改正を主張。旧無効論との相違点は「憲法としては無効である日本国憲法」を大日本帝国憲法第76条の規定によりその制定過程に鑑み講和条約と評価し、転換する(講和条約説、無効規範の転換)ことで日本国憲法を全否定せず、帝国憲法に違反しない限度でその効力を認める事で、法的安定性を確保し、社会や国民生活に与える影響や混乱の防止を実現できることにあるとする(日本国憲法が最初から講和条約であったという意味ではない)。 この新無効論の立場を採用している団体としては主唱者の南出喜久治が塾長の國體護持塾をはじめ新政未来の党、志士連合、神州蛇蝎の会がある。 なお、新無効論者には、天皇主権を否定して天皇機関説を唱える者も多い。
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