直接仮設費
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/11 07:22 UTC 版)
直接仮設とは、構造物を建設するために直接必要な工事用の仮設。工事完成後撤去される。工事用道路や仮設桟橋といった運搬用仮設、材料置場といった材料用仮設、足場・型枠・土留支保工、仮締切など、作業上の必要仮設や安全に関する仮設、電気設備など動力・用水などの仮設のように工事に直接かかわりのある仮設(物)のこと。 建築工事積算では直接仮設として項目の並び順としては一番上である。一方で土木工事積算では直接工事費のなかで仮設工として、最後になる。 直接仮設費とは、仮設費のうち、工事で建設する建物本体を建てるために直接必要な仮設物のための費用のことである。直接仮設費には、足場・桟橋費、養生費などが該当する。 直接仮設費の項目 水盛・遣方(みずもり・やりかた)- 工事を着手する前に、平面・レベルなどの建物の正確な位置を出すための作業)の費用 墨出し - 工事中に必要な線や位置を床や壁などに表示する作業)の費用 現寸型板(げんすんかたいた)- 図面だけでは表現できない複雑な場所を図面で表現するための板)の費用 足場桟橋設備費 安全設備費 機械器具費 一般養生費 屋内整理清掃費 運搬費 発生材処分費
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