目見

デジタル大辞泉

ま‐み【目見】

読み方：まみ

１ 物を見る目つき。まなざし。

「水の底を深く眺め入り給へる—の気色」〈狭衣・二〉

２ 目もと。

「うち腫れたる—も、人に見えむが恥づかしきに」〈源・少女〉

３ 目。まなこ。ひとみ。

「いといたう黒く垢づきて、—はおち入りたるやうに」〈読・雨月・浅茅が宿〉

め‐みえ【目見／目見得】

読み方：めみえ

［名］(スル)

１ 目上の人に会うこと。お目にかかること。「—を許される」→御目見(おめみえ)

２ 奉公人が初めて主人の前に出てあいさつをすること。また、正式に雇われる前の試用期間。

「小間使が二人—に上った」〈円地・女坂〉

３ 芸者や妾(めかけ)になること。また、芸者や妾として主人に初めてあいさつをすること。

「お玉に—をさせると云うことになって」〈鴎外・雁〉

４ 俳優などが、初めて、または久しぶりに、舞台に立つこと。→御目見(おめみえ)

歴史民俗用語辞典

目見

読み方：メミエ（ｍｅｍｉｅ）

（１）江戸時代、将軍に謁見すること、またそれが許される身分。
（２）奉公人が正式奉公決定前に、試みに奉公すること。

別名 おめみえ

Weblio日本語例文用例辞書

「目見」の例文・使い方・用例・文例

• 彼女の顔をひと目見たら疲れていることがわかった
• 私たちは行列を一目見ようと待っていた
• 私は彼女を一目見た時からずっと思い続けている。
• 私はあなたを一目見て恋に落ちたわ。
• あなたが知らせてくれた奇妙な現象に関しては、私も皆目見当がつきません。
• 彼女を一目見るやいなや、彼は恋してしまった。
• 彼女は母を一目見たくてたまらなかった。
• 彼女は彼を一目見て恋に落ちた。
• 彼らは一目見ておたがいに好きになった。
• 彼は一目見て彼女に恋をした。
• 彼の顔を一目見ただけで仕事をやる気がないことがわかった。
• 大麦と小麦を一目見て見分けられますか。
• 私達は女王様様をひと目見ようと待っていた。
• 私は一目見て彼は非凡な男であると知りました。
• 私は一目見ただけで彼だとわかった。
• 皆目見当がつきません。
• 一目見て彼には少年が空腹なのが分かった。
• 一目見て彼が疲れているのがわかった。
• 一目見て、ジョーンズ氏だとわかった。
• それがどんなものやら皆目見当がつかない。