白武洞コース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 16:18 UTC 版)
こちらも、ソウル南部バスターミナルから毎日複数本の直通バスが出ており、夜行便もある。また、近隣の都市である咸陽(ここへソウルからの直通高速バスはなく、全州で乗り換え)から、登山口までローカルバスもある。バス停の標高は約510mなので、標高差約1,400mの登山となる。舗装道路を直進すると、キャンプ場があり、ここを左折し登山道に入る。沢に沿った登山道は、一応階段状に整備されているものの、あまり行き届いておらず、ガレていて歩きにくいところも多い。約2時間登って汗をかいた標高1,120mのところに、ご褒美のような美味しい水の出る、チャム泉と呼ばれる水場がある。ここからさらに急登約1時間、標高1,300mのソチ峰で、稜線にとりつく。そのあとは比較的なだらかな稜線歩きとなり、標高1,499mの焼紙峰をまいて、約2時間で、標高1,660mの場基項待避所(山小屋)に着く。宿泊には、予約が必要。ここから天王峰には、稜線歩きとなる。小屋から急登してすぐの帝釈峰は、1950年代の朝鮮戦争の頃乱伐されて、枯れ木が無残な姿を晒している。これを巻くと、登山道は岩稜帯となるが、危険箇所には階段が大部分整備されている。しかし、岩場には歩きにくい箇所もある。待避所から約1時間半で、頂上に到達する。なお、このルートを下山に使う場合、終車時間が比較的早い。白武洞からソウル行き直通バスの終車は18:30、咸陽行きローカルバスの終車は19:40であり、これを逃すとタクシーか、翌朝まで登山口に足止めとなるので注意が必要。
※この「白武洞コース」の解説は、「智異山」の解説の一部です。
「白武洞コース」を含む「智異山」の記事については、「智異山」の概要を参照ください。
- 白武洞コースのページへのリンク