登場する銘刀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 17:57 UTC 版)
藤四郎(短刀) - 裏宿の七兵衛が机の道場から三百両とともに盗み出した名刀、七兵衛は保護したお松に守り刀として授けるが、お松は悪徳旗本神尾の屋敷から逃げる際に与八に頼み金に換える。与八はこの短刀を御成街道の小田原屋という武刀剣商に三十三両で売る。江戸時代では正宗、郷義弘、藤四郎を三作と呼び珍重されていた名品、足利将軍家の「包丁籐四郎」が有名。 武蔵太郎安国 - 机竜之助が大菩薩峠で老巡礼を辻斬りしたときから愛用の刀、しかし逃亡の際黒崎の名代饅頭屋で饅頭代金の代わりに置き捨ててしまう。あとからその饅頭屋を訪れた裏宿の七兵衛が五両で購う。 月山(月山丸) - 三輪の植田丹後守が机竜之助に餞別として与えた。 主水正正清 - 田中新兵衛の長刀で薩摩鍛冶の名物。 伯耆の安綱(古刀) - 甲府有野村の馬大尽家に代々伝わる家宝のひとつ、甲府勤番として左遷させられた神尾主膳は策略により手に入れる。 手柄山正繁 - 神尾主膳が机竜之助に与えた刀。 堀川の国広 - 小名路の花屋の娘お若が机竜之助に与えた形見。
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