病気療養による休載
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 18:30 UTC 版)
長期連載となった『かんなぎ』だったが、武梨が2008年11月初頭にくも膜下出血で倒れ、約2年半の間休載となった。 入院した時点で2008年12月号の『かんなぎ』執筆終了後だったため、同作は2009年1月号以降、期限を切らずに休載となった。また『月刊ニュータイプ』で連載中の4コマ漫画形式のコラム『武梨えりのオママンNT』の連載も休止している。一迅社からのプレスリリースに拠れば手術を受けたとのことで、休載は少なくとも数ヶ月は続く見込みとされていたが、2009年4月に本人がサイトにて「無理がたたった末の大病」と明かし、後日1年程度は休業が必要な状態である事を同サイトで明らかにした。 当時は病名が伏せられていたため、読者の間では様々な憶測が錯綜し、一部報道では「『かんなぎ』のストーリー展開を良しとしない者からの中傷が原因でショックを受けて休載に追い込まれたのでは」とも言われていたが、編集部側も作者もこれを明確に否定している。 2011年2月、既に武梨が復帰に向けて『かんなぎ』のネームを仕上げているばかりか、新しい企画も進行中であることを編集部が明らかにした。同年6月24日、連載を再開する旨が発表され、発表のとおり同年7月27日発売の『Rex』9月号から連載を再開している。 2012年4月27日、『かんなぎ』7巻の発行を機として武梨は2008年の大病がくも膜下出血であったことを公表。出血部位によっては即座に死につながる病であったが、後遺症等も大きなものは残らなかったとのことである。今になって病名を公表することを悩んだが、読者に迷惑と心配をかけたということ、いまだ隔月連載であることもあって、この機に公表を決めたという。
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