疾患・疾病・病気と「症状」とは? わかりやすく解説

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疾患・疾病・病気と「症状」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 02:00 UTC 版)

病気」の記事における「疾患・疾病・病気と「症状」」の解説

症状しょうじょうsymptom)は、病気によって患者心身現れる様々な個別状態変化、あるいは正常からの変異のことである。病気にかかることを罹患(りかん)、症状現れることを発症はっしょう)または発病はつびょう)という。患者本人によって主観的に感じられるものを自覚症状じかくしょうじょう)、周囲によって客観的に感じ取られるものを他覚症状呼んで区別する。単に「症状」といった場合自覚症状のことのみを指す場合があり、この際他覚症状のことを所見しょけん)、徴候ちょうこう)と呼んで区別する通常、「疾患」と「症状」は本来大きく違う概念だと考えられている。つまり、疾患先にあって、それを受けて「症状」生じる、というものである。しかし日常診療の場では、症状確認されても、その症状を来たす原因がよく分からない場合多く、この場合症候群」での例と同様に症状名と病名との境目曖昧になることがある例えば、脱水という病名はないが、脱水見られたら原疾患さておき脱水診断元に治療を行うことがある近視症状の名前としても病名としても使われる本態性高血圧という病名は、別の基礎疾患があって二次的に高血圧となっているものを除いて原因不明高血圧という「症状」起こしているものをまとめて含めるための「病名」である。 ある臨床像が、原疾患見られる症状のひとつであるのか、あるいは合併症として出現した別の独立した疾患なのかについては、医学教科書執筆する際の問題なるだけではなく保険診療報酬統計にも関わるため、軽視できない問題となる。 症状研究する医学一分野に、症候学がある。

※この「疾患・疾病・病気と「症状」」の解説は、「病気」の解説の一部です。
「疾患・疾病・病気と「症状」」を含む「病気」の記事については、「病気」の概要を参照ください。

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