疎水性基剤(油脂性基剤)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 00:14 UTC 版)
体温で10分程度で融解するもので、主にカカオ脂、ウイテプゾール、ハードファットなどが用いられる。基剤による粘膜保護効果も期待でき、主に局所用に用いられる。本基剤を用いたものは、夏期の高温時には軟化したり酸敗したりするので冷暗所に保存する必要がある。有効成分は水溶性で、アセトアミノフェン(アンヒバ、アルピニー)、インドメタシン(インテバン)、ジクロフェナクナトリウム(ボルタレン)、など。
※この「疎水性基剤(油脂性基剤)」の解説は、「坐剤」の解説の一部です。
「疎水性基剤(油脂性基剤)」を含む「坐剤」の記事については、「坐剤」の概要を参照ください。
疎水性基剤(油脂性基剤)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/06 08:04 UTC 版)
一般に軟膏(なんこう)と呼ばれているものである。狭義の意味での「軟膏」である。水をはじき皮膚の皮膜保護作用も期待できるが、洗い落としにくいという欠点にもなる。鉱物由来のワセリンやパラフィン、ポリエチレン樹脂を流動パラフィンでゲル化したプラスチベース、生物由来のミツロウなどが用いられる。 ワセリンという日本語は商標として登録されておらず、一般名として日本薬局方にも記載されている。しかしこれが英名の Vaseline だと商標となるため注意が必要。
※この「疎水性基剤(油脂性基剤)」の解説は、「軟膏剤」の解説の一部です。
「疎水性基剤(油脂性基剤)」を含む「軟膏剤」の記事については、「軟膏剤」の概要を参照ください。
- 疎水性基剤のページへのリンク