親水性基剤とは? わかりやすく解説

親水性基剤(水溶性基剤)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 00:14 UTC 版)

坐剤」の記事における「親水性基剤(水溶性基剤)」の解説

体液吸収して溶解するもの。このため疎水性基剤より速やかに有効成分放出することができ、主に全身用の坐薬用いられるまた、疎水性基剤より融点の高いものが使われるため、冷所保存必要がない。主にポリエチレングリコールマクロゴール、カーボワックス)やグリセロゼラチンが用いられるまた、疎水性基剤乳化したものが用いられることもある。有効成分脂溶性で、ジアゼパムダイアップ)、ドンペリドンナウゼリン)など。

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親水性基剤

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/06 08:04 UTC 版)

軟膏剤」の記事における「親水性基剤」の解説

乳剤性基剤 一般にクリーム」と呼ばれている。油脂乳化剤乳化したもので、乳化剤としては陰イオン型の石けん類や非イオン型のポリエチレングリコールエステル類などが用いられる水中油型(o/w型)と油中水型(w/o型)に別れる水中油型(o/w型、oil in water)を「親水軟膏」、油中水型(w/o型、water in oil)を「吸水軟膏ということもある。有効成分溶ける層が外層となった方が放出早いo/w型は水分蒸発するw/o型に転相する羊毛から取られるラノリンコレステロールを含むので乳化剤加えなくとも乳化する乳剤性基剤は、油脂基剤比べる展延性がよく、容易に洗い落とすことができ使い勝手がよいが、粘膜やびらん面などに用いると乳化剤刺激によりかぶれたりすることがある水溶性基剤 一般に水溶性軟膏すいようせいなんこう)と呼ばれるポリエチレングリコールマクロゴール)類などを基剤したもの有効成分との混合が容易で、皮膚からの分泌物をよく吸収するが、皮膚との接触性は劣り用法が『ガーゼのばして貼付するとなっているものが多い。 懸濁性基剤 ゲルゼリージェルの名称で流通している。吸水して膨潤軟膏様の状態になるセルロースなどを基剤したもの粘膜やびらん面によく固着するため、創傷部位や眼軟膏用いられる

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