親水親油バランスとは? わかりやすく解説

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HLB値

(親水親油バランス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/20 09:14 UTC 版)

HLB値(エイチエルビーち、: Hydrophile-lipophile balance value[1][2][注 1])は、非イオン性界面活性剤(水に不溶性の有機化合物)への親和性の度合いを表す値である。親水性親油性バランス(しんすいせいしんゆせいバランス)ともいう[5]。HLB値は0から20までの値をとり、0に近いほど親油性が高く、20に近いほど親水性が高くなる。


注釈

  1. ^ : Hydrophilc-lipophilc balance value とする場合もある[3][4]
  2. ^ 3式の関係性は、早野 (1964)に詳述されている。
  3. ^ Davies & Rideal (1963, p. 374)では0.475としている[14]

出典

  1. ^ Griffin 1949, p. 311.
  2. ^ a b Hydrophile-Lipophile Balance Value - an overview” (英語). ScienceDirect. 2022年11月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月11日閲覧。
  3. ^ a b Davies 1957, p. 426.
  4. ^ Davies & Rideal 1963, p. 371.
  5. ^ 化学大辞典編集委員会 編「親水性親油性バランス」『化学大辞典 4』(縮刷版)共立出版、1963年、921-922頁。doi:10.11501/2529509ISBN 4-320-04018-X 
  6. ^ a b 北原 & 古澤 1979, pp. 60–61.
  7. ^ Griffin 1954, p. 250.
  8. ^ 氷室 1974, pp. 17–18.
  9. ^ Griffin 1954, pp. 250–251.
  10. ^ 早野 1964, p. 37.
  11. ^ Davies 1957, p. 430.
  12. ^ Davies & Rideal 1963, p. 372.
  13. ^ a b c Davies 1957, p. 431.
  14. ^ a b c d Sherman 1971, p. 155.
  15. ^ 岡田 1964, p. 435.
  16. ^ Griffin 1949, p. 314.
  17. ^ Davies & Rideal 1963, p. 373.
  18. ^ 北原 & 古澤 1979, p. 63.


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親水親油バランス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 14:08 UTC 版)

エマルション」の記事における「親水親油バランス」の解説

乳化剤界面活性剤)の親水性親油性の相対的強度を表す指標として親水親油バランス(HLB値)が用いられている。HLB値大きいほど親水性強度が強い。乳化剤HLB値大きいと水中油滴O/W型)エマルション形成しやすく、小さいと油中水滴(W/O型)エマルション形成しやすい。

※この「親水親油バランス」の解説は、「エマルション」の解説の一部です。
「親水親油バランス」を含む「エマルション」の記事については、「エマルション」の概要を参照ください。

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