番組発掘としての問題・懸念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/22 14:57 UTC 版)
「NHK番組発掘プロジェクト」の記事における「番組発掘としての問題・懸念」の解説
前述した通り、プロジェクトを立ち上げたのが遅かったため以下のような問題が起こっている。 関東と甲信越のみにしか放送していない『ひるまえほっと』以外で映像募集する機会がほとんどない。他番組でのプロジェクト宣伝もほとんどされていないためプロジェクトの知名度自体が低い。その上、物を大量に捨てるいわゆる断捨離ブームの影響で番組出演者や関係者に問い合わせても「もう再生する機会がないので捨てた」「引っ越しを機に処分した」といった声が多数返ってきているため、番組発掘作業は時間との戦いになっている。 さらに2019年度頃からは新たな発掘映像自体も減り、更新されない週が増えてきたため、発掘スタッフからは「家庭に残されているビデオテープを確認してほしい」と改めて注意を呼び掛けている。 「発掘スタッフの努力は熱心で作業が一生懸命」と瑳川哲朗からの褒めがあったが、スタッフの人数に関しては実際は10人くらいしかいなく、電話(048-268-8130)の問い合わせもメインの担当者がいないと話が進まないくらいの人手不足である。 民放の映像募集とは違い、映像提供しても薄謝金や物品などによる謝礼はなし。関係者や一般視聴者が提供できてクロニクルに登録されたとしても放送・配信されるのは一部の番組のみで、番組公開ライブラリー・NHKオンデマンドも出演者などの許可が得られないと公開・配信できない。 動画サイトにアップロードされているNHK未保存の番組に関しては、スタッフから直接連絡したり提供を促すことはできず、削除要請することしかできないのが現状である。
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