生息域と生息地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 16:21 UTC 版)
「ミミナシオオトカゲ」の記事における「生息域と生息地」の解説
ミミナシオオトカゲは、東南アジアのボルネオ島に生息する固有種である。ボルネオ島内では、東マレーシアのサラワク州、インドネシアの西カリマンタン州と北カリマンタン州から知られている。2012年後半まで、北カリマンタン州の既知の範囲は東カリマンタン州の一部だった。ブルネイからは知られていないが、国境から100km (60mi)ほど離れた場所で記録されており、生息している可能性がある。サバ州、中部カリマンタン州、南カリマンタン州からの記録はない。本種は見落とされがちである。 標高300メートル (1,000 ft)以下の低地の小川や沼の近くに見られる。こういった生息地は一般的に熱帯雨林内にあるが、農地、果実が成熟した果樹園、パーム油プランテーションなどの荒廃した生息地を流れる小川にも見られ、水田にも棲息する可能性があると報告されている。生息する小川には岩場が多い。生息地は熱帯地方で、気温と水温は一般に約22–29 °C (72–84 °F)、飼育個体は24–28 °C (75–82 °F)を好むと報告されている。高密度で生息している場所の水は澄んでおり、pHは中性であった。ミズトカゲ属(英語版)のミズトカゲと同じ微小生息地に生息しており、T. brookei(英語版)と生息域が重なる場所もある。
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