瓦の拡販を求めて県外市場に進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/07 06:02 UTC 版)
「北陸窯業」の記事における「瓦の拡販を求めて県外市場に進出」の解説
北陸地方の主な瓦産地は、石川県羽昨、能登地方の珠洲瓦、加賀地方の江泥瓦等があるが消費量の大きな富山県には目立った産地はなく、福光地方に僅かな製瓦所が点在するにとどまっており、同県の瓦供給は能登瓦が主力であったが、当時の山地の生産規模からみて、量、質とも北陸窯業が上回っており、鉄道、自動車等輸送力の優位から富山県下の瓦問屋、大手施工業者等の取引開始に成功し自社生産の大半を納入するまでに至った。この時期、三州瓦の攻勢も行われたが、北陸地方の冬場の厳寒に耐えられず凍害による瓦の損傷もあって、その目的は達しなかった。その後、岩戸景気、米の豊作による農村景気もあり、米作地帯の新潟、山形を初め寒冷地の滋賀県湖北、兵庫県北部、和歌山県高野山地方と県外市場を拡大していった。
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