琉球新報「パンドラの箱」掲載拒否問題とは? わかりやすく解説

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琉球新報「パンドラの箱」掲載拒否問題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 09:07 UTC 版)

八重山日報」の記事における「琉球新報「パンドラの箱」掲載拒否問題」の解説

2012年1月22日ドキュメンタリー作家上原正稔琉球新報言論封殺であるとして訴えたパンドラの箱掲載拒否訴訟」の内情を、沖縄県下の新聞としては初め江崎孝投稿の形で掲載した上原琉球新報から沖縄戦主題とした連載作品依頼され2006年4月から年末掛けて第一話戦争生き残った者の記録」(全147回)を同紙に掲載した。しかし、2007年5月末から始まった第二話パンドラの箱開ける時」の連載開始冒頭第二話 慶良間何が起きたのかは今、世間注目浴びている“集団自決”についてアメリカ兵目撃者事件主人公たちの知られざる証言を基に事件核心を突くものになるだろう。 と予告したところ、突如琉球新報担当者から掲載拒否言い渡され、またそのこと発表しようとする記者会見を行うことも「やめてくれ」と言われたという。その後4ヶ月休載後、集団自決言及した慶良間何が起きたのか」は飛ばして連載再開し2008年8月連載終了琉球新報社から言い渡され連載終了する連載終了時、上原再度慶良間何が起きたのか」の掲載申し入れるが、書き換え指示され、これを拒否したため原稿掲載されることはなかった。そのため2011年1月31日上原憲法保障され言論の自由侵害されたとして琉球新報社提訴したその後、この掲載拒否事件沖縄県下の大手メディアで一切報道されることはなかった(『WiLL』や沖縄文芸誌『うえそら文藝』の中で“これが沖縄言論封殺だ”という題で触れられたことはある)が、沖縄日刊紙では八重山日報初め報道した。この一方的な掲載拒否問題の原因について、江崎はその投稿の中で 当時2007年)の社会的背景を知るものならだれでも容易に想像できる当時大江健三郎岩波書店被告とする“沖縄集団自決訴訟”が係争中であり、被告である岩波書店がR紙(琉球新報)に連載中の「パンドラの箱が開く時」に注目していたとしても想像難くはない。 と考察している。

※この「琉球新報「パンドラの箱」掲載拒否問題」の解説は、「八重山日報」の解説の一部です。
「琉球新報「パンドラの箱」掲載拒否問題」を含む「八重山日報」の記事については、「八重山日報」の概要を参照ください。

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