キャベツ (球菜・甘藍)
●ヨーロッパの地中海沿岸が原産です。今でも葉が巻かない原種が、ギリシャやイタリアなどの海岸沿いに分布しています。長いあいだに突然変異を繰り返しながら、今のような結球キャベツになりました。現在、市場には一年を通して、春系キャベツや寒玉系キャベツ、その中間型などが出回っています。晩春から初夏にかけて、黄色い花を咲かせます。和名では「たまな(球菜)」とか「かんらん(甘藍)」と呼ばれます。写真下は「キャベコン」。「だいこん」に「キャベツ」を接ぎ木した合体植物です。根瘤病への耐病性を持たせるとともに、根部をも収穫するという発想から生まれましたが、接ぎ木成功率が低いため、実用化には至っていません。
●アブラナ科アブラナ属の二年草で、学名は Brassica oleracea var.capitata。英名は Cabbage。
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