現在の店の雰囲気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/19 17:02 UTC 版)
「オ・ラパン・アジル」の記事における「現在の店の雰囲気」の解説
最後に、店の雰囲気を伝える『OVNI』の記事を引用する。 赤いランプシェードのかかった薄暗いサロン。長い年月によりそい、人々の手と酌み交わされるグラスでこすれて、すっかりすり減った大きなテーブル。壁一面を埋め尽くす巨匠たちの作品と、ノスタルジックでやさしいピアノの旋律。やがて真ん中のテーブルになにげなく座っていた歌手たちが、友人に語りかけるかのようにふと歌い始める。生きる喜びや悲しみ、恋や離別、社会風刺などを歌うシャンソンは、言葉が分かってこそ、そこはかとなく味わい深いもの。だから有名な曲がかかれば、詩をかみしめながらみんなで歌う。歌い手も指揮者となって全体を盛り上げる。かつて日本にあった歌声喫茶を思い出す、何ともいえない一体感が生まれる。もちろん世界中から集まるお客さんの中には、フランス語が得意でない人もいるが、この伝説のシャンソニエは手慣れたもの。歌詞なしで歌うスキャットの掛け合いで見事に参加させてくれる……。
※この「現在の店の雰囲気」の解説は、「オ・ラパン・アジル」の解説の一部です。
「現在の店の雰囲気」を含む「オ・ラパン・アジル」の記事については、「オ・ラパン・アジル」の概要を参照ください。
- 現在の店の雰囲気のページへのリンク