現在の建物の設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/12 23:39 UTC 版)
「シベリウス博物館」の記事における「現在の建物の設計」の解説
1950年代の終わりに差し掛かり、トゥルク市とオーボ・アカデミー大学の間でジャン・シベリウスとヴァイノ・アールトネンの合同博物館を建設する計画について数回の議論が交わされた。構想ではカルムの時代からの植物園の場所を博物館の本拠地と使用する案が押し出された。しかしながら、合同計画は頓挫してシベリウス博物館の建設計画のみが進められることになった。こうした状況にもかかわらず、トゥルク市は引き続き計画に予算を付けていた。1960年代に入って建築家のヴォルデマル・ベックマン(フィンランド語版)がオーボ・アカデミー大学の博物館用建屋の設計を任されることになる。彼のはじめの計画では大学の合唱活動のために独立の棟を建てることになっていた。案の最終化の前、1963年と1966年に調査が実施され、その結果に基づいて別の棟を建てる案は棄てて主となる建物のみに専念することになった。1966年の秋に最終案が完成して翌年の着工となった。建屋は1968年2月に落成し、同年のうちに使用が開始された。
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