現代インドでの大麻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:25 UTC 版)
「インドにおける大麻文化」の記事における「現代インドでの大麻」の解説
現代のインドでも大麻はバングーとして一般的である。これはタンダイと混ぜあわされ、ミルクシェイクのような飲み物として消費される。バングーはシヴァ神へのプラサード(英語版)(お供え物)として用いられ、マハー・シヴァラートリー(シヴァの祭り)やホーリー祭ではお供え物や飲用として広く消費されている。シク教でも、特にホラ・モハラ(英語: Hola Mohalla)(シクの祭り)の期間中などにはシクの聖職、ニハング(英語: Nihang)によって消費される。インドのスーフィー(イスラム神秘主義者)は聖人カディール(英語: Khidr)の霊が大麻草に宿ると考えており、彼らもまた宗教的な意味からバングーを消費する。 オディーシャ州では大麻の摂取は合法であり、人々がチラムを用いて喫煙する様子を伺うことができる。 バングーが明確に違法化されているアッサム州でさえアムブバチ・メーラ(Ambubachi Mela、祭り)の期間中は数千の人々によってバングーが消費される。2015年には警察はバングーを消費してる信者たちを一切咎めなかったにも関わらず、公共の場でタバコを吸っていた2人に罰金を課している。これは紙タバコ及びタバコ製品法により禁じられている行為である。 国連薬物犯罪事務所(UNODC)によれば2000年時点で、インドでの大麻による薬物乱用者数の占める割合は全体の3.2パーセントであった。
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