現代の登攀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 04:34 UTC 版)
近年では、ヒラリー・ステップの上昇および下降は固定ロープの助けを借りるのが一般的である。通例ではそのシーズンにで最初にステップを登攀したチームがロープを設置する。登山者数の増加に伴いこのステップは頻繁に登山ルート上のボトルネックとなっており、ロープの順番待ちにかなりの時間を浪費することがある。これは効率的な登山と下山を行う上で問題である。ステップを同時にトラバースできる登攀者は1人までである。2015年の崩壊以前では、良好な状況下では南峰からステップまで2時間、ステップの断崖に1~2時間、ステップ上部から主峰まで20分を要した。 2015年以前の下山ルートは次のようなものだった エベレスト山頂 山頂へ向かう最後の傾斜路 ヒラリー・ステップ - 高さ40フィート(12メートル)の岩壁 コーニス・トラバース - 切り立った尾根 エベレスト南峰 バルコニー - 標高2万7500フィート(8400メートル)
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