王 美麗(おう びれい)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 08:27 UTC 版)
力王と那智の実母で、「連続乳児殺人犯」の死刑囚として語られており既に故人である。しかし物語後半でその出自がユダヤ人難民の少女で幼名がハンナである事、当時の雑賀家に養女として引き取られるも無界に狙われ逃亡の末に王美麗と名前を変え、後に日本に渡り「秋山久乃」の日本名を名乗り薬剤師を営んでいた事が判明する。さらに連続乳児殺人犯の汚名は無界が彼女を愛するが故に着せた濡れ衣であり、全くの冤罪であった事が明らかになる。そして無界の手に落ち国分刑務所に幽閉された後、無界の子(力王と那智)を出産するが彼女の愛情は無界ではなく2人の子に注がれた。最期は国分刑務所で自ら死刑台に立ち「自分の肉体は征服できても心までは征服できない事と、いつの日か自分の血を受けた者が無界を倒す時が必ず来る事」を告げ、これに激昂した姉山の手で絞首刑に処され波乱の生涯を閉じた。
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