アルメニアの伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 20:59 UTC 版)
黒魔術に長けたアッシリアの女王セミラミスは、アルメニアの美麗王アラに惚れこみ、求婚するが拒否され、アララト地方に侵略して戦争をけしかけた。しかし戦いでアラは戦死し、悲しみに暮れた彼女は王の遺体にまじないを掛け、復活するよう神に祈りを捧げた。後にアルメニアの民衆がセミラミスの暴虐に反旗を翻そうとすると、彼女はアラが神の力によって蘇り、セミラミスの一愛人となったという嘘を触れ回ったという。 この民話には様々な変形が存在するが、いずれもアラは復活しないというものとなっている。なおアルメニア人男性に多いアラムという名は、この美麗王アラに由来するものである。
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