特許権侵害禁止等訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 13:44 UTC 版)
2001年、コナミ株式会社はAmuse Worldおよびゲーム世界(게임세상)の2社に対し、「Ez2Djがコナミの特許権(特許第294603号)を侵害している」とし、損害賠償等を目的とした訴訟を起こした。これに対し、Amuse Worldは、前述の特許についての無効審判を韓国特許審判院に申し立てた。 2002年9月、韓国特許審判院が、コナミの特許のすべての独立請求項を無効とする審決を下す。これにより、前述のコナミの訴訟の係争が中断する。しかしコナミは前述の審決の取消訴訟を韓国特許法院に提起、以降5年間係争が続く。 2004年2月、韓国特許法院が、韓国特許審判院の審決を維持するとの判断を下す。コナミ、Amuse World双方とも上告する。 2006年8月、韓国大法院(日本の最高裁判所に相当)が、韓国特許法院の審決を破棄するとの判断を下す。 2007年2月、韓国特許法院が、前述の無効審決を取り消すとの判断を下す。 2007年4月、前述の判断を受け、韓国特許審判院がコナミの特許を維持するとの再審決を下す。これにより、中断していた係争が再開する。 2007年7月、韓国のソウル中央地方法院において「Ez2Djがコナミデジタルエンタテインメント製の音楽ゲーム『ビートマニア』の特許を侵害している」として、被告2社に対し損害賠償等を命じる判決が出た。被告側が控訴しなかったためそのまま第一審で判決が確定し、被告側に以下の内容が命じられた。 『Ez2Dj THE 1st Tracks』・『Ez2Dj THE 1st Tracks SPECIAL EDITION』・『Ez2Dj 2nd TraX -It Rules Once Again-』・『Ez2Dj 3rd TraX -Absolute Pitch-』の計4種の生産販売の停止、および完製品・半製品の廃棄 総額約117億ウォンの賠償金の支払
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