特急かもめ米軍トレーラー衝突事故
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 23:16 UTC 版)
「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)」の記事における「特急かもめ米軍トレーラー衝突事故」の解説
1958年(昭和33年)8月14日 14時03分 山陽本線の南岩国 - 岩国間にある菊池踏切で、博多発京都行きの特急「かもめ」(10両編成)に米海兵隊岩国基地所属の米軍人が運転するトレーラートラックが衝突。トレーラーは50 m引きずられて大破、かもめ側も牽引蒸気機関車(C62 4)と1両目客車(ナハフ11 9)が脱線し「く」の字状に転覆した。また後続の客車2両も脱線した。この事故で特急の乗員乗客43名が重軽傷を負った。 事故原因はトレーラーの運転手の警報無視による。これは下り貨物列車の通過後、引き続いて上り特急列車が通過する警報が出ていたのを無視して横断を強行したため。また踏切には遮断棒がなく事故現場が緩やかなカーブであったのも災いした。 牽引機関車は廃車されたが、1両目のナハフ11は復旧された。
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