特徴的な破綻・合併など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:56 UTC 版)
「信用協同組合」の記事における「特徴的な破綻・合併など」の解説
1985年4月、熊本県内の人吉球磨信用組合と同県内の牛深・大津・阿蘇・三和興銀・鏡・熊本総合食品・八代・三角・宇土市・松橋の計11信用組合が一度に合併して「熊本県信用組合」となる(本店も熊本市に移す)。 1995年3月、東京協和信用組合と安全信用組合が二信組事件により、受け皿のため旧東京共同銀行が設立され(後の整理回収銀行、現:整理回収機構)譲渡。 1995年7月、バブル崩壊の影響を受け、コスモ信用組合が経営破綻で旧東京共同銀行へ譲渡。 1995年8月、預金高1兆円(最大時)を超えるマンモス信組として有名であった木津信用組合(大阪府)が経営破綻。 2002年6月、栃木県の那須信用組合が同県内の西那須野・矢板・黒羽の3信組と合併。同時に小川・馬頭・黒磯の3信組からも事業を譲受し、事実上7つの信用組合が一度に合併する形となる。 2005年3月、大分県信用組合が杵築信用金庫を合併した。一般に規模が小さいとされる信用組合が信用金庫を吸収し、かつ信用組合側を存続させた珍しい事例である。ちなみに、信用組合が銀行を吸収合併することも法的には可能だが、現在までそのような事例はない。 2006年11月、島根中央信用金庫が出雲信用組合と合併。形式上は島根中央信金が存続したものの、合併前の規模は出雲信組の方が大きく、また合併後の本店・本部のいずれも旧出雲信組の本店・本部に置かれるなど、事実上は出雲信組による吸収となった。 2007年6月、山形信用金庫が山形庶民信用組合と合併。形式上は山形信金が存続したものの、合併の申し入れは山形信金側からによるもので、旧山形信金本店も合併後は支店に降格。また合併後のロゴマークも旧庶民信組のものを名称のみ差し替えそのまま使用するなど、事実上は山形庶民信組による吸収となった。
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