特別救難隊
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1963年(昭和38年)~1969年(昭和44年)までの6年間だけ民生協力として、首都圏や伊豆諸島方面を中心とした救難救助や急患輸送を任務とする「特別救難隊」が陸・海・空の三自衛隊で編制され、航空自衛隊は入間基地の入間救難分遣隊(1964年に入間救難隊に改編)が参加した。入間救難隊は1968年(昭和43年)9月に救難任務を解かれ、同年10月に廃止された。特別救難隊廃止の背景には、1965年(昭和40年)の百里基地に百里救難隊の新編や東京消防庁へのヘリ導入よる東京消防庁航空隊創設があり、1967年(昭和42年)より東京消防庁航空隊は、特別救難隊任務の一翼を担う形で東京都市圏での活動を開始した。その後も海上自衛隊館山航空基地の第101航空隊による伊豆諸島・小笠原諸島方面の急患輸送は継続され、現在では救難飛行隊から航空分遣隊となった救難部隊が主に行なっている。陸上自衛隊では1973年(昭和48年)から航空自衛隊那覇基地に置かれた第101飛行隊があり、現在は第15ヘリコプター隊として南西諸島(琉球諸島)方面で同様の任務に就いている。
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