物証の捜索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 08:45 UTC 版)
「埼玉愛犬家連続殺人事件」の記事における「物証の捜索」の解説
1995年1月から2月にかけ、埼玉県警と群馬県警の合同捜査本部はYの自供を元に、熊谷市と片品村を中心に広く捜索を行った。捜索箇所は群馬県片品村・川場村・白沢村(現:沼田市)・利根村(同)、埼玉県熊谷市・江南町・川越市・新座市などに及ぶ。 片品の山林からは骨片・歯片・お守り・腕時計などが、塗川からは骨片・携帯電話の基板・家や車の鍵・義歯など(いずれも焼け残ったもの)が発見され、小さいながらも重要な物証となった。骨片は高温で焼かれていたためDNA鑑定が不能で、身元確認の手掛かりになったのはその他の遺留品であった。多数の捜査員が川に浸かり、川底の砂利を採取してふるいにかけ、数ミリ~数センチの遺留品を捜し出す懸命の捜査が功を奏した。 河川の捜索にあたっては、事情に詳しい群馬県警捜査員から「金属などは意外と水に流れず、現場にとどまっている」との助言があったという。事実、事件発生から1年半~2年近く経過していたにも関わらず、物証が遺棄現場の川底から発見された。
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