物流業界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/06 15:19 UTC 版)
日本の物流業界におけるゲテモノとは、極端に重い(二人以上でないと持てない)、極端に大きい、特殊な形状(不定形)などその荷物のために特別な取扱が必要な荷物を指す業界用語である。「ゲテ」と略して呼ばれる場合もある。規格外ゆえに扱いの厄介なもの、というニュアンスを含んでいる。上記のような特殊な荷物は、小口輸送分野では大きさなどにもよるが、原則としてヤマト運輸、佐川急便、日本郵便の大手主要3社は取り扱っていない。全国対応しているのは西濃運輸、福山通運、名鉄運輸、日本通運となる。中堅の近物レックスや第一貨物、トナミ運輸、トールエクスプレスジャパンなども一部地域を除いて扱っている(いずれにしても個別の配慮が必要なため、運送業者と依頼者との折衝を要する)。通信販売の隆盛によりこれらの荷物も個人宅宛の配達が増加の一途を辿り、各社個人宅宛配達の廃止を打ち出している。企業・官公庁などの依頼で、美術品や大きな動物など、特大クラスの特殊貨物を輸送するような事例については、「運べないものはない」と言われる日本通運が請け負うことが多い。最近では日立物流の活躍も目立っている。
※この「物流業界」の解説は、「ゲテモノ」の解説の一部です。
「物流業界」を含む「ゲテモノ」の記事については、「ゲテモノ」の概要を参照ください。
- 物流業界のページへのリンク