片渕須直
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 04:39 UTC 版)
片渕須直は、『セロ弾きのゴーシュ』で高畑監督と出会い、その後『リトル・ニモ』で演出助手を務めた。 「基準はすごく高いところにあり、大変厳しい方」だったという高畑監督について、 「戦後、商業的にアニメーションを大きく広げていこう、という状況の中で、高畑監督はもっと普遍的なテーマを持ったアニメーションができるのでは?と探っていました」と回想。 『この世界の片隅に』を監督した時に「道しるべとなったのが『火垂るの墓』だった」「高畑さんの子ども時代の体験が反映されている。戦争を経験していない我々がどうすれば『火垂るの墓』に追いつけるのかと必死になりました。」「冒頭の空襲の状況、その場に立つと空襲がどう見えるのか、ものすごくきちんと描かれている。戦争を経験した高畑監督自身の経験からなのだと思います」と言及。高畑さんは『この世界の片隅に』を繰り返し見て下さったようで、『エールを送ります』との言葉をいただいたのが何よりうれしかった」と語る。片渕は高畑を「子どもだけでなく、大人も楽しむようになった今日の日本アニメーションの隆盛を築いた一番のキーパーソン」、「センスで作るのではなく、作品の中にセオリーを置いて人物を描く唯一の人とも言える」という
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