熱田商人衆
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 00:27 UTC 版)
「センゴク外伝 桶狭間戦記」の記事における「熱田商人衆」の解説
加藤順盛(かとう のぶもり) 通称は図書助。織田弾正忠家の支配域にある熱田商人の頭取で、「熱田に図書助、津島に右馬太夫あり」と並び称される存在。信長を支援する津島商人とは対立関係にあるために、織田信長と信行の対立では当初信行方に付いたが、金融を引き締めるのではなく市場にあまねく銭を巡らせる経済政策を語る信長を「銭の道理の分かる人物」と認めて掌を返した。桶狭間の戦いでも当初今川方につこうとした熱田商人衆の意向を覆させて、銭が人を支配する世の到来を夢見てきた八十余年の生涯の晩年に出会った「銭の寵児」たる信長の勝利に賭けたが、目論見をはるかに超える信長の大勝の報に「恐ろしや…」と呻いた。 加藤順政(かとう のぶまさ) 通称は又八郎。順盛の息子で、良くも悪くも常識人であり、父と異なり信長の語る政策を初見では理解できなかった。父が信長についた後は一貫して信長の政策への支持を崩さないが、熱田商人の中では父ほどの存在感を示せていない。桶狭間の戦いの最中、父より頭取の座を譲られ図書助を名乗る。堀田道空との桶狭間の戦いの推移予測はピタリと息が合い、その予測を超える大勝にも喜びをともにしたが、父の憂いを理解するには至らなかった。
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