演義では
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/08 00:44 UTC 版)
小説『三国志演義』では若い頃は徒党と組んで江湖一帯を縦横に荒らしまわり、「錦帆賊」と呼ばれる河賊であったとする。 やがて曹操が荊州に進出すると、甘寧は対決を主張。赤壁の戦いでは黄蓋の「苦肉の計」に闞沢に協力し、曹操を欺く計略に参加。偽って投降してきた蔡中を利用して、敵陣深くに潜り込んで火を放ち、さらに逃げる曹操に追いすがり損害を与える。 凌統とは黄祖征伐の後で命を狙われるなど仇敵視されていた。 皖城攻略戦において鉄鎖を振り回しながら城上に乗り込み、皖城を攻め落とした。 濡須へ侵攻した曹操に部下百名で夜襲をかけた場面では、同士討ちを防ぐためにあらかじめ兵士達の頭にガチョウの羽をつけさせ、兵士を1人も失わずに勝利を収めたという筋書きが付与されている。凌統は楽進と一騎打ちを演じ、曹休の矢を受けて馬に落ちた。その際に、甘寧は楽進を弓矢で退ける。このことを知った凌統がかつての恨みを水に流し、二人は固い親交を結ぶことになっている。 最後は、劉備との夷陵の戦いにおいて病床の身を押して出陣し、劉備に協力した蛮将沙摩柯の矢を受け撤退した。富池口まで来て、大木の下に座って死んだ。 横山光輝の漫画「三国志」では、流星錘を使う姿も見られる。
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