演出空間仮設電気設備指針
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 08:49 UTC 版)
「電圧降下」の記事における「演出空間仮設電気設備指針」の解説
演出空間仮設電気設備指針においては、4.2.2(5)で演出空間の電気設備では内線規程の電圧降下の式の前提が成り立たないとして、以下の式を与えている。 配電方式電圧降下(e)電圧降下が5Vとなるこう長距離(L)単相2線式単相3線式三相4線式 e = 42.5 × L × I 1000 × A {\displaystyle e={\frac {42.5\times L\times I}{1000\times A}}} L = 117.5 × A I {\displaystyle L={\frac {117.5\times A}{I}}} 三相3線式 e = 36.8 × L × I 1000 × A {\displaystyle e={\frac {36.8\times L\times I}{1000\times A}}} L = 135.7 × A I {\displaystyle L={\frac {135.7\times A}{I}}} (導体温度30℃) e:電圧降下(V) L:線路のこう長(m) A:使用電線の断面積(mm2) I:負荷電流(A) 内線規程の式と異なる理由は2点ある。内線規程の前提はIV線であるが、こちらはキャブタイヤケーブルを前提としている。そのため、抵抗率が21.25Ω・mm2/km(導電率約81.1%)とされている。 電圧線の電流の実効値が等しい場合でも、実際の負荷となる、SCR調光回路、コンデンサインプット整流回路では、波形が正弦波ではないので、中性線電流が流れる(特に三相4線式の場合、ときに電圧線の電流を超える値になる)。そのため、単相3線式、三相4線式の場合も単相2線式と同じ係数(K1=2)をかけている。 特に2点目は常設設備でも問題になる。内線規程に従って設置していた場合、想定以下の負荷で電圧降下が規定を超えることになる。 演出空間仮設電気設備においては、電圧降下が5%を超える場合は、補正対策をとる必要があるとされている。なお、この補正対策に、電源電圧の昇圧は含まれない。
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