漁獲・利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/31 10:01 UTC 版)
春から秋にかけて漁獲されるが、旬は3月から5月にかけてとされる。刺身、寿司だね、椀だね、天ぷら、塩焼き、干物などに料理され、白身の高級魚として扱われる。刺身など非加熱で調理するときは、たて塩にすると持ち味の甘みが引き立つとされる。釣りの対象魚としても好まれ、関東では一般的なウキ釣りやフカセ釣り、関西ではシモリや連タマと呼ばれるウキが3 - 10個連なった仕掛けがよく用いられる。海から川へ溯ることもあり竹竿に釣り糸を張って弓状にして糸を川に沈め水面を溯上するサヨリを引っ掛けて釣ることもある。餌はアミエビ、ゴカイ、はんぺん等。 中国でも、山東省で「針涼魚(簡体字 针凉鱼) チェンリアンユー」、「馬歩魚(马步鱼) マーブーユー」と称して、渤海湾や黄海で漁獲され、流通している。中国語の標準名は「小鱗鱵(小鳞鱵)xiǎolínzhēn シアオリンチェン」。
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