源長猷とは? わかりやすく解説

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源長猷

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/01 21:36 UTC 版)

源 長猷(みなもと の ながかず、生年不詳 - 延喜18年9月29日918年11月5日))は、平安時代前期から中期にかけての貴族清和天皇皇子官位従三位刑部卿

経歴

清和朝の貞観15年(873年)同じ清和天皇の皇子女である長淵・長鑒・載子とともに源朝臣姓を与えられて臣籍降下し、左京一条一坊に貫附される。

陽成朝元慶3年(879年)一世源氏としての蔭位により无位から従四位上に直叙される。光孝朝の仁和2年(886年繁子内親王斎王として伊勢神宮へ群行する際、中納言在原行平らとともに送斎内親王使を務めた。

のち、醍醐朝刑部卿を務めたほか伊勢守近江守などの地方官も兼ね、この間の延喜6年(906年)には従三位に叙せられ清和源氏として初めて公卿に列している。延喜18年(918年)9月29日薨去。最終官位は刑部卿従三位。

官歴

注記のないものは『日本三代実録』による。

系譜

尊卑分脈』による。

  • 父:清和天皇
  • 母:賀茂岑雄の娘
  • 生母不詳の子女
    • 男子:源嘉樹
    • 男子:源嘉生
    • 男子:源嘉実

脚注

  1. ^ a b c 『一代要記』
  2. ^ 『紀家裏書文書』
  3. ^ 『日本紀略』

参考文献




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