湯浅町文化福祉センター時代(1984年 - 2020年)
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「湯浅町立図書館」の記事における「湯浅町文化福祉センター時代(1984年 - 2020年)」の解説
1984年(昭和59年)4月1日には湯浅町文化福祉センターがオープンし、2階に湯浅町立図書館が移転した。この建物は1957年(昭和32年)に湯浅郵便局として建てられた建物である。1984年時点では有田郡唯一の公共図書館であり、蔵書数は15,544冊(うち児童書3,358冊)だった。文化福祉センターへの移転によって、図書館部分の床面積は中央公民館時代の約2倍となっている。図書館と同じ2階のフロアには同和問題(部落差別)について学習するための同和資料館も入った。 文化福祉センターへの移転を機に、「なぎ文庫」設立有志の会から児童書の新刊約1600冊が寄贈され、「なぎ文庫」コーナーが設けられた。1990年代には職員配置が図書館側の意向通りにならないという課題があった。 2003年(平成15年)6月6日、湯浅町文化福祉センターの2階から1階に移転し、再び湯浅町立図書館が開館した。図書館を新築する案もあったが、旧局舎を専門家に診断してもらったところ「耐震補強をすればまだまだ使える」と言われたため、再利用することになった。設計は2002年(平成14年)7月1日から9月30日、工事は同年10月から翌2003年(平成15年)3月に行われた。なお図書館は工事のため、2002年(平成14年)8月より休館していた。施設を更新しただけでなく、拡大読書器や音声朗読機を導入するなど多様な人にとって利用しやすいようにした。 2008年(平成20年)11月1日、紀伊國屋文左衛門を学ぶ会が有志によって組織され、湯浅町立図書館が東京大学の協力を得て集めた文左衛門に関する古文書を読むなどの活動を開始した。
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