湘南電気鉄道デ1形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/06 08:40 UTC 版)
「湘南電気鉄道デ1形電車」の記事における「湘南電気鉄道デ1形」の解説
1929年(昭和4年)に湘南電気鉄道の開業に伴う完全新規設計の新造車として神戸の川崎車両兵庫工場で1 - 25の計25両が製造された。最終的に京浜急行電鉄デハ230形に統合された各形式の設計上の基本となった車両であり、当初は扉間中央部に固定式クロスシートが並ぶセミクロスシート車であった。京浜電鉄への乗り入れを考慮して直流600 V/1,500 Vの複電圧仕様として各種機器が設計されている。なお、このグループは、同時製作の電動貨車を含め、台車の軸受にローラーベアリングを全面採用している。新造の時点では東京地下鉄道との直通運転が計画されており、台車には第三軌条用のコレクターシュー(集電靴)の取り付け準備も行われていた。
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