浮線綾螺鈿蒔絵手箱
読み方:フセンリョウラデンマキエテバコ(fusenryouradenmakietebako)
浮線綾螺鈿蒔絵手箱
主名称: | 浮線綾螺鈿蒔絵手箱 |
指定番号: | 243 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1964.05.26(昭和39.05.26) |
国宝重文区分: | 国宝 |
部門・種別: | 工芸品 |
ト書: | |
員数: | 1合 |
時代区分: | 鎌倉 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 浮線綾【ふせんりよう】とは、緯糸【よこいと】で文様の線を浮き出させて織った〓文綾【かもんあや】をいい、平安時代以後公卿の装束【しようぞく】の裂【きれ】地として用いられ、またこの文様は器物の意匠として盛んに応用された。この手箱は金粉をこまかく一面に蒔【ま】き、浮線綾文の螺鈿【ちでん】を散りばめ、蓋裏には梅、松、藤、桜、菊など数多くの四季の花を細緻な線で描きつめている。鎌倉時代の蒔絵のすぐれた特色がここに結集したともいうべく、はなやかで、しかも気品の高い手箱である。 |
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