流大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2025/07/05 05:13 UTC 版)
流 大（ながれ ゆたか、1992年〈平成4年〉9月4日[1] - ）は、日本のラグビー選手。
東京サントリーサンゴリアス所属。ポジションはスクラムハーフ（SH）。愛称は「ナギー」[1]。
経歴
生い立ち
1992年に日本の福岡県久留米市で誕生[1]。9歳の時に親の勧めでラグビーを始め[1]、地元のラグビースクールに入った[2]。流は地元のりんどうヤングラガーズでプレーし、久留米市立牟田山中学校に進んだ[3]。中学校時代はサッカーも同時にプレー[4]。高校は東福岡高校を志望したが[4]、熱心な勧誘により荒尾高校に進学[3][4]。荒尾高校では3年次にラグビー部主将を務めた[5]。
帝京大学
帝京大学に進学し、ラグビー部で1年時からトップチームに参加。4年次には主将として帝京大学の大学選手権6連覇を導いた。
トップリーグ/リーグワン
2015年3月、サントリーサンゴリアスは流大の新加入決定を公表した[6]。また流はサントリー本社において首都圏営業3部3課に配属となり、日中は午後3時まで外回りの業務をこなした[7]。また同年11月13日に行われたジャパンラグビートップリーグ第1節のパナソニック ワイルドナイツ戦に先発出場で公式戦初出場を果たした[8]。
2025年2月22日（リーグワン2024-25第9節・浦安D-Rocks戦）で、公式戦通算100キャップを達成した[10][11]。この100試合は、トップリーグ公式戦52試合（2015年プレシーズン5試合、2018年順位決定戦1試合、2021年順位決定戦3試合、2016年日本選手権2試合、2017年日本選手権2試合、2018年日本選手権2試合は含まない）、リーグワン48試合（2022年プレーオフ2試合、2023年プレーオフ2試合も含む）の合計[12]。
なお、その1シーズン前の2024年4月7日（リーグワン2023-24第12節・コベルコ神戸スティーラーズ戦）に、別条件の試合数カウントによって「サンゴリアス通算100試合達成」として告知され、記念グッズも販売された[13][14][15]。
日本代表
2017年4月22日に行われたアジアラグビーチャンピオンシップ2017韓国戦にて先発出場かつ主将を務め、日本代表初キャップを獲得した[16]。
2019年8月、ラグビーワールドカップ2019の日本代表に選出された[17]。
2023年8月、ラグビーワールドカップ2023の日本代表に選出された[18]。また、この大会をもって日本代表から引退[19]。
サンウルブズ
2017年から2019年まで、スーパーラグビーに出場する日本チーム「サンウルブズ」に参加。
2018年2月24日から7月13日までの13試合、スーパーラグビーに出場した[12]。
家族
兄の流大輔は独立リーグ・四国アイランドリーグplusで盗塁王を獲得したこともある元プロ野球選手。2015年からは久留米市にて野球塾を主宰しており、小中学生を指導する傍らで、川﨑宗則や本多雄一らNPB選手の自主トレーニングの場としても提供している[20][21]。
エピソード
流と同じ帝京大学出身である姫野和樹とは、2年違う先輩後輩ではあるがお互いに敬語を使わず会話をしているほど仲が良い。2020年8月30日に配信されたeリポビタンDチャレンジカップ2020で、ゲーム好きの姫野と対戦して勝利[22]。また流が2023年のワールドカップをもって代表を引退する際には、「めちゃめちゃさみしいですね。彼がいたから頑張れた部分はあるので、先輩として一番尊敬している選手です」と、流に敬意を表した[19]。
日本代表の中では身長166cmと最も小柄だが、同じく日本代表の中村慎祐らと食事をする際は10分ほどで誰よりも早く完食するという。
お笑い芸人である塙宣之（ナイツ）と顔がよく似ている。塙とは『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』（TBSラジオ、2019年11月30日）にて初対面を果たし、その際に2ショット写真をTwitterに上げたところ48,000の「いいね」を集めた[23]。
受賞歴
出演
CM
- 富士フイルム『お正月を写そう♪2020 ラグビー七福神・音チェキ』篇（2019年12月28日 - ）
出典
- ^ a b c d “サンゴリアス｜メンバー”. サントリーサンゴリアス. 2015年8月12日閲覧。
- ^ 松瀬学 (2015年1月16日). “「小さいことを大事にしよう」-流 大”. PRESIDENT Inc.. 2015年8月12日閲覧。
- ^ a b “日本代表 2014年度選手名鑑 プロフィール（BK）”. 日本ラグビーフットボール協会 (2015年4月24日). 2015年8月13日閲覧。
- ^ “【ラグビー花園レポート】1回戦2日目 試合レポート”. J SPORTS (2010年12月28日). 2015年8月12日閲覧。
- ^ “2015年度サントリーサンゴリアス、新加入部員のお知らせ！”. サントリーサンゴリアス. (2015年3月27日) 2015年8月12日閲覧。
- ^ “サントリーＳＨ流大が母校帝京大相手に奮闘”. 日刊スポーツ. (2015年7月12日) 2015年8月12日閲覧。
- ^ リーグ戦 第1節 グループA パナソニック ワイルドナイツ vs サントリーサンゴリアス . ジャパンラグビートップリーグ公式サイト. 2018年4月21日閲覧。
- ^ 2016-2017シーズン サントリーサンゴリアス 新体制発表！ . サントリーサンゴリアス公式サイト（2016年4月14日）. 2018年4月21日閲覧。
- ^ “＼ 流 大選手が公式戦通算100試合出場達成 ／”. ジャパンラグビーリーグワン（@LeagueOne_JP）. 2025年2月24日閲覧。
- ^ “100CAP #sungoliath #流大”. 東京サントリーサンゴリアス（@sungoliath_officia）. 2025年2月24日閲覧。
- ^ a b “流大 - 選手名鑑 | ラグビーデータベース”. rugbydb.tokyo. 2025年2月24日閲覧。
- ^ 実藤健一. “【ラグビー】東京SGがPO進出圏内の３位死守 SH流大がチーム100キャップ「うれしい」 - ラグビー : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2025年2月24日閲覧。
- ^ “4月7日(日)に行われるNTT JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 第12節において、流大選手がサンゴリアスでの公式戦出場100キャップ目を迎えます”. 東京サントリーサンゴリアス（@sungoliath_official）. 2025年2月24日閲覧。
- ^ “【オンラインショップ限定販売】 流大選手100キャップ メモリアルTシャツ＆キーホルダー”. 東京サントリーサンゴリアス（@sungoliath）. 2025年2月24日閲覧。
- ^ アジアラグビーチャンピオンシップ2017 第1戦 . 日本ラグビーフットボール協会. 2018年4月21日閲覧。
- ^ 日本代表「ラグビーワールドカップ2019」最終登録メンバーのお知らせ . 日本ラグビーフットボール協会（2019年8月29日）. 2019年9月8日閲覧。
- ^ ラグビーワールドカップ2023フランス大会 日本代表登録メンバーのお知らせ . 日本ラグビーフットボール協会（2023年8月15日）. 2023年8月16日閲覧。
- ^ a b 【ラグビーW杯】流大が代表引退を明言「気持ちには変わりありません」姫野和樹は「めちゃめちゃさみしい」 .日テレNEWS (2023年10月12日). 2024年6月3日閲覧。
- ^ “日本の快進撃支えるSH流 ムネリンの後輩・兄大輔さんが明かす素顔”. 西日本スポーツ. (2019年10月10日) 2020年8月31日閲覧。
- ^ “「毎週進化している」 BC栃木入団の川崎宗則、福岡の“弟子”が語る現役へのこだわり”. Full-Count. (2020年8月29日) 2020年8月31日閲覧。
- ^ ラグビーＷ杯代表の流大と姫野和樹がゲーム対決 . 日刊スポーツ(2020年8月30日). 2020年9月5日閲覧。
- ^ ナイツ塙とラグビー流、ついに２ショットアップ「思った以上に似てました」 デイリースポーツ(2019年12月2日). 2021年11月20日閲覧。
関連項目
- 熊本県立荒尾高等学校
- 帝京大学ラグビー部
- 東京サントリーサンゴリアス
- サンウルブズ
- 清原祥 - 荒尾高校時代の同級生。
- 町野泰司 - 荒尾高校・帝京大学時代の同級生。
- 小瀧尚弘 - 帝京大学時代の同級生。
- 権裕人 - 帝京大学時代の同級生。
- 杉永亮太 - 帝京大学時代の同級生。
- 朴成基 - 帝京大学時代の同級生。
- 東恩納寛太 - 帝京大学時代の同級生。
- 森川由起乙 - 帝京大学時代の同級生。
- 山崎雄希 - 帝京大学時代の同級生。
外部リンク
- ヒト・コミュニケーションズサンウルブズ PLAYERS & STAFF
- 流大 (@ngrytk9) - X（旧Twitter）
- Yutaka Nagare (@nagare0904) - Instagram
- Yutaka Nagare Rugby Union
|
|
|
|---|---|
| 1930年代 (5名) | |
| 1950年代 (7名) |
|
| 1960年代 (4名) | |
| 1970年代 (5名) | |
| 1980年代 (4名) | |
| 1990年代 (6名) |
|
| 2000年代 (12名) | |
| 2010年代 (9名) | |
| 2020年代 (4名) | |
 ラグビー日本代表 - 出場大会 |
||||||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
||||||||||||||||
|
|
|
|---|---|
| 2000年代 | |
| 2010年代 | |
  |
この項目は、日本のラグビーユニオン関連人物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJラグビー/Pラグビー）。 |
「流大」の例文・使い方・用例・文例
- 流 大のページへのリンク
