トニー・ブラウンとは? わかりやすく解説

トニー・ブラウン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/04 02:57 UTC 版)

トニー・ブラウン
フルネーム トニー・イオン・ブラウン
生年月日 (1975-01-17) 1975年1月17日(49歳)
出身地 ニュージーランド バルクルーサ
学校 キングス・ハイスクール
親族 コーリー・ブラウン(弟)
ラグビーユニオンでの経歴
ポジション スタンドオフ
All Black No. 980
アマチュア経歴
チーム 出場 (得点)
-1993-
1993-
サウス・オタゴ・ハイスクール
キングス・ハイスクール
()
シニア経歴
チーム 出場 (得点)
2005-2011 三洋電機 40 (392)
州代表
チーム 出場 (得点)
1995-2011 オタゴ 80 847
スーパーラグビー
チーム 出場 (得点)
1996-2011
2006
2008
ハイランダーズ
シャークス
ストーマーズ
91
8
7
857
73
12
代表
チーム 出場 (得点)
1999-2001  ニュージーランド 18 (171)
コーチ歴
チーム
2011-
2012-2014
2013-
2018-2019
2016-
ワイルドナイツ
オタゴ
ハイランダーズ
サンウルブズ
 日本

トニー・イオン・ブラウン(Tony Eion Brown, 1975年1月17日 - )は、ニュージーランド・バルクルーサ出身の元ラグビー選手、指導者。2016年から15人制男子日本代表のコーチを務める[1]。現役時代のポジションは、スタンドオフ

人物

選手経歴

ニュージーランド

サウス・オタゴ・ハイスクールおよびダニーデンキングス・ハイスクール卒業。1995年から2004年までNPCオタゴ代表に選出、80キャップ、847得点。

1996年から2011年までスーパー12(現・スーパーラグビーハイランダーズに所属。ハイランダーズでは91キャップ、857得点。

ラグビーニュージーランド代表

1999年から2001年までラグビーニュージーランド代表(オールブラックス)に選出され18キャップ、5トライ、171得点。同世代のファースト・ファイブ・エイスにアンドリュー・マーティンズカルロス・スペンサーといった世界的なスター選手がいたためオールブラックスでのレギュラー定着は叶わなかった。

トップリーグ

2005年からトップリーグに所属する三洋電機ワイルドナイツ(現・埼玉パナソニックワイルドナイツ)に所属。ワイルドナイツでは40キャップ、392得点。現役時代は身長177cm、体重85kg[2]

2006年には南アフリカシャークスへ短期移籍し8キャップ、73得点。2007-08シーズン終了後には南アフリカのストーマーズで短期間プレーした。

ワイルドナイツの2007-08シーズンのリーグ全勝、日本選手権優勝に大きく貢献し、3シーズン連続で、トップリーグベストフィフティーンに選ばれている。2008-09シーズンも引き続きワイルドナイツでプレイを続けていたが、2008年10月25日の近鉄ライナーズとの試合中に、近鉄のキャプテン、ルーク・トンプソンのタックルを腹部に受けたのがもとで、外傷性膵炎を起こし、1か月余りに及ぶ入院生活を余儀なくされた。2009年2月、マイクロソフトカップ決勝戦で復帰。同月の第46回日本選手権では主にリザーブメンバーとして出場し、決勝では後半から投入されて試合の流れを変え、ワイルドナイツの日本選手権連覇に大きく貢献した。

2011年に現役を引退し、ワイルドナイツでバックスコーチ兼ファースト・ファイブ・エイス(プレイングコーチ)を務めた[3][4]。現在もワイルドナイツにはアドバイザーとして関わっている。

ワイルドナイツのチームメイトで同じポジションだった入江順和は、彼にあやかり「リトル・ブラウン」と呼ばれていた。

コーチ経歴

オタゴ代表

2012年にオタゴ代表ヘッドコーチに就任。チームを2年連続プレーオフに進出させる。

ハイランダーズ

2013年からハイランダーズの攻撃担当アシスタントコーチに就任。2015年のスーパーラグビー優勝に貢献した。

2017年からヘッドコーチに就任。日本代表ヘッドコーチに就任するジェイミー・ジョセフの後任となる。

2019年、日本代表のスポットコーチ就任のため、退任。

2020年からアシスタントコーチに復帰[5]

2021年に日本代表コーチへ就任のため、退任した。

日本代表

2016年11月よりスポットコーチとして日本代表に参加[1]

2019年、ワールドカップ2019終了まで、ラグビー日本代表アタックコーチに就任[6][7]サンウルブズのヘッドコーチと兼任した。

2021年から日本代表のアシスタントコーチに就任[8]ジェイミー・ジョセフヘッドコーチの右腕となる[9][10][11]

サンウルブズ

2018年、サンウルブズのアシスタントコーチ(アタックコーチ)に就任。

2019年、ジェイミー・ジョセフの後任として、サンウルブズのヘッドコーチに就任[12][13]

2020年、サンウルブズが解散[14]

脚注

  1. ^ a b 日本代表 新アタックコーチ就任のお知らせ”. JRFU. 2023年6月29日閲覧。
  2. ^ 選手プロフィール”. JRFU. 2023年6月29日閲覧。
  3. ^ ワイルドナイツに元NZ代表デラーニ加入 トニー・ブラウンはコーチ専任へ - ラグビーリパブリック” (2011年4月12日). 2023年6月29日閲覧。
  4. ^ 昨シーズンのTL王者パナソニックワイルドナイツ 2011年度新体制発表 - ラグビーリパブリック” (2011年4月21日). 2023年6月29日閲覧。
  5. ^ トニー・ブラウンがサンウルブズ指揮官退任へ 来季は古巣ハイランダーズに復帰”. ラグビーリパブリック (2019年5月31日). 2019年10月16日閲覧。
  6. ^ 新アタックコーチ就任のお知らせ/ 「日本代表 新アタックコーチ就任のお知らせ」日本ラグビーフットボール協会公式サイト, 2016年6月9日
  7. ^ 「元野武士のトニー・ブラウン、日本代表アタックコーチ就任!」
  8. ^ 2021年度男子日本代表候補選手、 チームスタッフ発表のお知らせ”. JRFU. 2023年6月29日閲覧。
  9. ^ ポイントは「ジャパンラグビーをすること」。ラグビー日本代表のアタックを支えるトニー・ブラウン コーチ”. news.jsports.co.jp. 2023年6月29日閲覧。
  10. ^ 日本代表の名伯楽トニー・ブラウン語る。「プレッシャー下で自分たちのラグビーを」 - ラグビーリパブリック” (2021年6月30日). 2023年6月29日閲覧。
  11. ^ 日本代表が公開練習。齋藤直人が語った自覚。 - ラグビーリパブリック” (2023年6月16日). 2023年6月29日閲覧。
  12. ^ トニー・ブラウンがサンウルブズを「イノベーティブ」に。2020年以降は?【ラグビー旬な一問一答】(向風見也) - Yahoo!ニュース”. Yahoo!ニュース 個人. 2019年10月16日閲覧。
  13. ^ トニー・ブラウン新ヘッドコーチ決定のお知らせ”. ヒトコム サンウルブズ公式サイト. 2019年10月16日閲覧。
  14. ^ サンウルブズ、豪州版スーパーラグビーへの参戦ならず。全活動終える - ラグビーリパブリック” (2020年6月1日). 2023年10月11日閲覧。

外部リンク


トニー・ブラウン

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実況パワフルプロ野球10」の記事における「トニー・ブラウン」の解説

シングルスターのブルーチキンズ監督20年以上このチーム監督をしている。

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