流体による自励振動の研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/07 08:53 UTC 版)
「藤井澄二」の記事における「流体による自励振動の研究」の解説
終戦後、東京帝国大学航空研究所(後に理工学研究所へ改組)に嘱託で勤務し、1947年に東京帝国大学工学部機械工学科助教授となる。この間、遠心式ポンプの安定性およびサージングについて研究を行い、4報に渡る論文としてまとめている。1949年に八ツ沢水力発電所で起きた圧力鉄管破損事故においては、弁の漏水によるウォーターハンマー(水槌)が原因であることを解明している。 これら振動工学の研究成果をまとめ、1949年に工学博士(東京大学)を取得した。また、1953年にマサチューセッツ工科大学に滞在した時には機械振動の権威、デン・ハルトック教授の薫陶を受けている。このように熱や流体により機械やプラントに起こる自励振動の研究で実績があり、自身や研究室での経験を元にした講義のビデオが日本機械学会から出版されている(節「講義ビデオ」参照)。
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