洲本駅
(洲本バスターミナル から転送)
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洲本駅 | |
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淡路交通本社となった駅舎(2012年8月、解体済)
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すもと SUMOTO |
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(0.7 km) 寺町►
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所在地 | 兵庫県洲本市船場町 |
所属事業者 | 淡路交通 |
所属路線 | 鉄道線 |
キロ程 | 0.0 km(洲本起点) |
電報略号 | スモ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
開業年月日 | 1925年(大正14年)5月1日 |
廃止年月日 | 1966年(昭和41年)10月1日 |
洲本駅(すもとえき)は、かつて兵庫県洲本市船場町(現在の栄町一丁目)にあった淡路交通鉄道線の駅(廃駅)である。
洲本市中心部の海沿いに位置し、鉄道線の起点であった。
歴史
- 1925年(大正14年)5月1日:淡路鉄道の洲本口(後の宇山) - 当駅間延伸に伴い開業[1]。
- 1931年(昭和6年)9月20日:穀物検査員詰所が新設[2]。当時の主要貨物であった穀物を検査するためのもので、従前は駅長室が詰所に用いられていた[2]。
- 1933年(昭和8年)9月29日:貨物取扱量の増加に伴い、貨物ホームの屋根を増設、側線変更[2]。
- 1934年(昭和9年)
- 1935年(昭和10年)9月30日:旅客ホームを縮小(延長65m→62.6m、幅員2m→1.58m)[2]。
- 1936年(昭和11年)11月20日:渡り線を撤去[2]。
- 1943年(昭和18年)7月:社名改称に伴い淡路交通の駅となる。
- 1966年(昭和41年)10月1日:淡路交通全線廃止に伴い廃駅。
駅構造
頭端式ホーム2面2線の地上駅であり、洲本観光会館ビルの一角に駅舎とホームがあった。
2面のホームが片方の線路を挟む形で配置され、その北側にもう片方の線路が面していた。両線路が接する側のホームのみに屋根が設けられていた[2]。
駅周辺
当時の駅前には鐘紡(旧・鐘淵紡績)の紡績工場があった[3]。廃線後の1987年(昭和62年)に全工場が閉鎖、跡地は近代化産業遺産に指定され、市民広場や市立図書館が立地している。
- 兵庫県道76号洲本灘賀集線
- 鐘淵紡績洲本工場→洲本市民広場
- 洲本第2工場→洲本市立洲本図書館
- 洲本第2工場汽缶室→洲本アルチザンスクエア
- 洲本第3工場汽缶室→淡路ごちそう館御食国
- 原綿倉庫
- 洲本市福祉会館
- 一般社団法人淡路島観光協会
- 兵庫県立淡路医療センター
- 洲本市役所
- 洲本港
- ENEOS Dr.Drive洲本駅前SS - 2022年12月31日をもって閉鎖[4]。
駅跡
跡地は洲本バスターミナルと淡路交通本社、および洲本営業所となっていた。
後にバスターミナル機能は洲本バスセンターに新設移転し、本社・洲本営業所機能も2020年(令和2年)2月1日に旧宇山駅跡(本社運輸部・洲本営業所)と南あわじ市内(本社総務部)に移転した[3][5]。
隣の駅
- 淡路交通
-
鉄道線
- 洲本駅 - 寺町駅
脚注
参考文献
- 寺田裕一『淡路交通』 下、カルチュア・エンタテインメント〈RM LIBRARY〉、2022年11月1日、5頁。
関連項目
外部リンク
- 写真館淡路交通 -島の電車-|淡路交通株式会社 - ウェイバックマシン(2014年2月2日アーカイブ分)
- 洲本駅のページへのリンク