洲本駅とは? わかりやすく解説

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洲本駅

(洲本バスターミナル から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/23 05:01 UTC 版)

洲本駅
淡路交通本社となった駅舎(2012年8月、解体済)
すもと
SUMOTO
(0.7 km) 寺町
所在地 兵庫県洲本市船場町
所属事業者 淡路交通
所属路線 鉄道線
キロ程 0.0 km(洲本起点)
電報略号 スモ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1925年大正14年)5月1日
廃止年月日 1966年昭和41年)10月1日
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洲本駅(すもとえき)は、かつて兵庫県洲本市船場町(現在の栄町一丁目)にあった淡路交通鉄道線廃駅)である。

洲本市中心部の海沿いに位置し、鉄道線の起点であった。

歴史

  • 1925年大正14年)5月1日:淡路鉄道の洲本口(後の宇山) - 当駅間延伸に伴い開業[1]
  • 1931年昭和6年)9月20日:穀物検査員詰所が新設[2]。当時の主要貨物であった穀物を検査するためのもので、従前は駅長室が詰所に用いられていた[2]
  • 1933年(昭和8年)9月29日:貨物取扱量の増加に伴い、貨物ホームの屋根を増設、側線変更[2]
  • 1934年(昭和9年)
    • 5月7日ガソリンカー発着線・旅客ホーム・貨物ホーム屋根・貨物積卸場・駅長室を増設、穀物検査員詰所を駅西側の踏切番屋へ移設[2]
    • 9月30日:老朽化に伴い貨物ホーム屋根を減築[2]
  • 1935年(昭和10年)9月30日:旅客ホームを縮小(延長65m→62.6m、幅員2m→1.58m)[2]
  • 1936年(昭和11年)11月20日:渡り線を撤去[2]
  • 1943年(昭和18年)7月:社名改称に伴い淡路交通の駅となる。
  • 1966年(昭和41年)10月1日:淡路交通全線廃止に伴い廃駅。

駅構造

頭端式ホーム2面2線の地上駅であり、洲本観光会館ビルの一角に駅舎ホームがあった。

2面のホームが片方の線路を挟む形で配置され、その北側にもう片方の線路が面していた。両線路が接する側のホームのみに屋根が設けられていた[2]

駅周辺

当時の駅前には鐘紡(旧・鐘淵紡績)の紡績工場があった[3]。廃線後の1987年昭和62年)に全工場が閉鎖、跡地は近代化産業遺産に指定され、市民広場や市立図書館が立地している。

駅跡

跡地は洲本バスターミナルと淡路交通本社、および洲本営業所となっていた。

後にバスターミナル機能は洲本バスセンターに新設移転し、本社・洲本営業所機能も2020年令和2年)2月1日に旧宇山駅跡(本社運輸部・洲本営業所)と南あわじ市内(本社総務部)に移転した[3][5]

隣の駅

淡路交通
鉄道線
洲本駅 - 寺町駅

脚注

  1. ^ 「地方鉄道運輸開始並営業哩程変更」官報. 1925年5月6日』 - 国立国会図書館デジタルコレクション
  2. ^ a b c d e f g h 寺田 2022, p. 4.
  3. ^ a b 島に列車走った44年間」『YOMIURI ONLINE』2014年1月6日。オリジナルの2014年2月1日時点におけるアーカイブ。
  4. ^ 洲本駅前SS閉店のお知らせ”. ニュース. 宝扇商事 (2022年12月12日). 2023年12月3日閲覧。
  5. ^ 事務所移転のご案内” (PDF). 淡路交通. 2020年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年12月3日閲覧。

参考文献

関連項目

外部リンク




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