法政大学府中寮の性格
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「法政大学府中寮」の記事における「法政大学府中寮の性格」の解説
自治寮ではあるが他大学の自治寮などとの定期的な交流は特にもちあわせていない。また、他の自治寮が採用する外泊者についても府中寮では採用していない。 1984年の法政大学多摩校舎開校以降、地理的な近さもあり、多摩地区の学生の入居もあり、法政祭では法政大学多摩祭に出店していたほか、合宿場所としての提供をおこなったこともある。 寮敷地にテント劇団などの合宿の受け入れをおこなったこともあり、劇団員との交流もあった。 いごこちがよくなったり、寮費の安さ、大学までの距離などから留級や中退者もそれなりに出た。 学生による自治寮のため、寮運営に関することは学生たちが自ら実施している。 かつては大学当局と対立するような関係にあり、団交によって要求を行ってきた。当時は、法政大学の入学パンフレットに府中寮が掲載されておらず、寮生が入試の際に寮生募集のチラシを配布していた。近年では意見交換会などの形で定期的な意見交換を交わしている。 自主管理・自主運営の一環として、新入寮生の選抜・選考も学生が行っている。一方で、寮生として相応しくない者がいた場合は退寮させることが出来る(寮生大会で出席者の3分の2以上の賛成が必要)。 かつては学卒後の無学籍者も在寮しており、41歳まで住んでいた寮生もいたほか、東京経済大学生など他大学の学生も住んでいた。現在では法政大学の学生のみが入寮できる(Ⅰ部・Ⅱ部・通信教育・大学院を問わず)。 個人部屋は、原則として1年目は2人部屋だが、2年目以降は1人部屋になる。 建設から40年以上が経過しており、建物自体はかなり古いが、2000年には補修工事が行われている。 共益費協議会がまとまるまでは、府中寮生は大学に「寮費」の納入を保留していた。その為、1年間の費用は自治会費の年24000円だけで住むことができた時代があった。 ただし朝・夕の寮食は実費。 在寮するための年間経費は、数万円から10万円程度である。 1フロア16室×4階の計64室あり、60~70人が住んでいる。 経済的に恵まれない学生に学業を継続する機会と個々の望む生活を実現する場を保証するために、男女の制限は無い。
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